人材派遣会社のコンプライアンスへの取組みを紹介します。法令の遵守や労働者派遣法に基づく管理、プライバシーの遵守など、何をどの範囲で遵守しているか。また取得している評価認定も調査しました。
コンプライアンスを事業の最重要課題の一つとして扱い、役員と従業員全員が法令や行動規範 の遵守を行い、経営理念の実現を図っています。
法令の遵守、人権の尊重、労働者による雇用の自由な選択、労働者の権利、従業員の成長・自己実現などを基本方針として、コンプライアンス委員会や内部通報窓口の設置をして、関係法令の周知徹底、コンプライアンス教育、法務監査の実施などを行っています。
グロップジョイのコンプライアンス体制は、社員各自が自覚して行動することに加えて、管理支援部門を設けて管理。これは社員教育やキャリア形成、工程管理者育成計画の策定、メンタルヘルスなどを管轄する教育・訓練担当、PマークやISO、各種手続きを管轄する事務局、労働局・労働基準監督署対応、安全衛生、内部監査などを管轄する法務担当の3つから構成されており、幅広い規則を遵守するよう働きかけているものです。
また安全衛生活動に取り組んで、労働者の健康管理やストレスチェックなど、快適な職場環境作りを目指しています。
各種労働法の遵守を徹底しており、さまざまな活動を行っています。
個人情報保護方針を定めたり、本部直轄組織であるリスク管理部の設置をして、適正な派遣事業、請負体制の推進・維持を図ったり、クライアントやスタッフからの相談と苦情を24時間/365日体制で受け付け、リスク管理部や苦情窓口である内部監査室、顧客管理部にて対応。労働者派遣法に基づく情報公開も行っています。
エイジェックは、コンプライアンス安心宣言をしています。その内容は、
などで、これらをコンプライアンスへの取り組みとしています。
トーコーは、コンプライアンスは会社の存立に不可欠な前提条件と捉えて、体制を整えています。法務やコンプライアンスについての教育啓発活動では、日々の啓蒙が必要と考え、派遣関係手続マニュアル、人材派遣の法務Q&A、個人情報保護規程、営業マニュアルの整備や、情報の発信を実施。定期的な法務研修を行い、社員全員のコンプライアンス意識を高める努力をしています。
またモニタリングの実施により、法令遵守状況の確認や改善の指導を行い、問題解決と未然防止に努めています。
機密保持も徹底しており、スタッフの入社前教育での守秘義務の說明や、採用時の機密保持の誓約書の取り交わしなどで対策をしています。
製造メーカーを支えるパートナー企業として、コンプライアンス管理規定を定めています。労働法や労働者派遣法の遵守はもとより、企業の社会的責任を果たすことを重要課題としています。請け負いや派遣業務を下請けと捉えずにパートナー関係として、コンプライアンスの確立を推進。社員の人財づくりに注力しています。
人材ビジネスとしての事業運営を意識して、常に法令および企業倫理を遵守しています。取り組んでいる項目は、スタッフの社会保険加入率100%、衛生管理者の充足、就業規則や協定類の整備徹底など。
ほかに全社員に対しても、労働関係法令や個人情報保護法をはじめとする各種法令の教育を継続的に行っており、プライバシーマークの取得もしています。
平山ホールディングスの該当情報は見つかりませんでしたので、子会社の株式会社平山の取り組みと評価を紹介します。
法令をはじめ、社内規則の遵守や倫理的事業活動の重要性を企業内に周知徹底しており、コンプライアンス体制を構築。コンプライアンス行動規範を制定したり、内部通報制度を設けたり、内部監査室を設置するなどの対策を行っています。
子会社の株式会社平山としての認定です。
ものづくりの品質とコンプライアンスという2点が企業に求められるものと考え、法令の遵守に努めています。コンプライアンスを実行しながらコスト削減の達成も目指して、適正に業務を遂行。ISO規格や品質管理基準などに関連する書類や、作業標準書の完備もきちんと行います。
サンレディースは、現業部門と管理部門から委員を選出してコンプライアンス委員会を設置しています。本店と支店の間で、コンプライアンスチェック機能が働いているかを確認するという体制を整えています。
コンプライアンスへの取り組みは、全社員を対象にしたコンプライアンス研修や、繰り返し学習することにより日々の業務を法令に沿って行動することを意識させるeラーニングの導入、そして派遣前に派遣先に確認の電話を入れるなどを行う派遣契約締結前のコンプライアンス確認などです。
コンプライアンスを経営の重要課題の一つとして、事業活動全体でコンプライアンスの徹底を実施しています。特に労働者派遣契約については専門部署を設置しており、派遣法や社会保険の適正運用をすることで人材サービスに関わる法令の遵守に努めています。さらに派遣スタッフの健康管理や日々のサポート、事件事故から緊急時の対応までバックアップを行います。
他にも安全衛生管理や情報セキュリティ管理など、就業規則に沿って安全で快適な職場環境づくりを心がけています。
信頼できるコンプライアンス体制を整えるため、子会社による優良派遣事業者認定の取得を行うほか、エレクトロニクス業界での労働環境に関する世界基準であるRBA(Responsible Business Alliance、旧EICCの略称)の監査にも適合できる職場づくりを推進しています。
外国人人材も派遣している日本マニュファクチャリングサービスは、各国の法体系に対応した体制を整備しています。日本国内のnmsグループはもとより、中国やASEAN(東南アジア諸国連合)諸国の法体系にも対応。コンプライアンスや雇用管理体制を整えて、請負を行っています。
公式サイトにはプライバシーポリシーが記載されており、個人情報保護方針や個人情報の取り扱いについての詳しい内容が掲載されています。また、プライバシーマーク(Pマーク)も取得しています。
参照:株式会社綜合キャリアオプション公式サイト( https://sougo-career.co.jp/privacypolicy/)
優良派遣事業者認定(マル優)精度に申請し、全95項目の基準をクリアし評価認定されました。
また2021年には、2019年に作成した「人権に関するポリシー」を更新。誰もが尊厳と尊敬の念をもって扱われる権利があるとして、人権の重要性について言及しています。
ホットスタッフは、法令遵守とソフトロー(社会模範)を犯すリスクを未然に防ぐための、企業活動を行っています。
詳細に関しての記載はありませんでしたが、インダストリーパートナーズ公式HP上で、コンプライアンスを遵守し健全企業を目指すという宣言を行っています。