優良派遣事業者認定とは、派遣社員と派遣先企業の双方に安心できるサービスを提供しているかどうかを審査し、一定の基準を満たした派遣事業者を認定する制度です。その認定基準とは、法令の遵守のみならず、事業の健全性や内部監査体制に該当する事業体に関する基準、派遣社員のキャリア形成へのサポートや、より良い労働環境の提供などに該当する社員の適性就労とフォローアップ、職場でのトラブル予防などの派遣先へのサービス提供となっています。
派遣先事業者にとっては、優良な派遣元事業者の選定の基準となり、信頼性の向上にもなります。また優秀な人材の確保や、コンプライアンス意識の強化にもつながることになります。
一言で表現すれば、認定によって派遣元や請負元の信頼性が向上する制度と言えるでしょう。
認定の有効期間は3年で、その後は3年ごとに更新が必要です。認定付与後に申請要件を満たさなくなった場合、また法令違反などの取り消し事由が発生した場合は、認定取り消しとなることがあります。
派遣元・請負元企業は認定されることによって、派遣社員や派遣先企業に信頼を与えることを通して双方にメリットとなることが狙いです。
優良派遣事業者認定は、厚生労働省から委託を受けた優良派遣事業者推奨事業により指定された指定審査認定機関が、審査と認定を行います。
この機関は申請書類の提出受け付けから事業所の訪問、現場の確認や関係者へのヒアリングによって判断をしています。
政府認定の機関が審査する制度というだけあり、マル優に認定されている人材派遣会社・請負企業は、それだけ信頼度が向上します。それにより派遣元や請負元だけでなく、派遣先事業者や派遣労働者も含めた3者にメリットがあるといえるでしょう。
派遣元や請負元にとっては、社会的信用や業界全体の意識向上、コンプライアンス意識の強化、適切な雇用管理体制の構築を通して、企業活動そのものを向上させます。また派遣先事業者にとっては、派遣元選定の際の基準になり、派遣労働者にとっては安心して就業できる企業であることをアピールし、結果としてより良い人材の確保につながります。
信頼を得て多方面でのメリットを享受することで、派遣先からの依頼の増加や請け負い事業拡大に発展することもあります。